家探し/部屋探しのポイント

日本でも同じですが、家探し/部屋探しは、やはり全てにおいて希望通りというのは難しく、
最終的には、総合的に見て良しとする部屋を選ぶことが良いと思います。

しかしながら、カトマンズで部屋を探すときの忘れてはならないポイントが
いくつかございますので、ご紹介いたします。

1.環境はどうか
 特にカトマンズ中心部では、騒音や大気汚染、水不足、そして場所によっては
 悪臭などの問題を抱えています。

 その為、私たちカトマンズ賃貸サポートサービスでは、カトマンズ中心部からは
 少し離れた場所に部屋を借りることをおすすめしています。

 短期滞在であれば、その喧騒や公害も、ネパールの1つとして捉えることが出来ますが、
 長期滞在になるほど、それは健康に害を及ぼすことになりかねないからです。
 特に水不足は深刻で、水の供給が1日に1度しかない場所も少なくありません。
 また、繁華街においては、ネパールの政治的混乱に巻き込まれる危険性もあり、
 少しくらい不便でも、安心して毎日ベッドに入れるほうが良いと考えるからです。

2.給湯設備があるか
 ネパールでは一般的に水浴びの文化で、日本のように湯船に浸かったり、
 お湯でシャワーを浴びるという文化はありません。
 最近の中・上流家庭では、お湯でシャワーを浴びるようになってきましたが
 それでもまだ一般的とは言えません。 
 もし、あなたがネパール人の文化を受けいれ、水で体を洗うことが出来れば
 それこそネパール人の仲間入り。肩を組まれて、最高のネパールライフになるでしょう。
 しかし、冬は底冷えのするネパールですので、日本人にお湯は必須です。

  
3.洗濯物を干せる場所が確保できるか
 ネパールでは、日本のように洗濯物を干す専用の何かというのは、あまり存在しません。
 多くがバルコニーなどに紐を結びつけて、その紐にそのまま洗濯物を干すというのが
 主流です。中には、木や塀などにそのまま乗せて乾かしている人も見かけます。
 輸入品を扱うスーパーで室内用物干しが売られていたりしますが、一般的ではありません。
 バルコニーでなくとも、洗濯物を乾かせる場所が確保できるかは重要なポイントです。

4.ワンフロア借りきりタイプか、部屋だけ借りる共同型か
 部屋を借りる一般的なネパール人の多くは、部屋を間借りして、共同バスルームを
 利用しています。ネパールではケガレという文化が存在し、トイレでは他人が使用した場所に
 足を乗せたくないという感覚がある為、そのような形態での部屋での賃貸は、衛生的に
 良い状態ではない場合があります。しかし、この場合安く部屋を借りることが出来る上に
 ネパール人とすぐに仲良くなることが出来るでしょう。
 
 私たちカトマンズ賃貸サポートサービスでは、安全面と衛生面から、ワンフロアを借り切るタイプの
 お部屋を推奨しています。それでは広すぎる!という場合もありますが、差額を考えても、
 それで安全と清潔さが買えると思えば、高い出費ではないと思います。

5.物件オーナーの人柄が良いか
 正直なところ、人柄については入居後にしか判らない場合が多いです。
 しかし、私たちカトマンズ賃貸サポートサービスでは、ネパールライフが台無しにならないよう、
 代理人ではなく、必ず物件のオーナー様とお会いして会話をするようにしています。
 さらに、ネパール人コミュニティに混ざって生活するとはいえ、もしもの場合に備えて
 英語、または日本語が話せるネパール人が近くにいる場所なら安心できると考えています。